こんにちは、い鉄ブックス事務局です。
い鉄ブックスに寄贈頂いた本を活用しまして、今後は本を介した人の集まりを作りだす活動を積極的に進めようと考えています。
そのようなわけで、まずは特定のテーマを有した読書会をすることにしました。
前回は「房総の歴史・文化」をテーマにした読書会を開催しましたが、今回は「環境問題」をテーマにして、様々な角度から環境問題に切り込む本を読む会をひらいていこうと思います。

明日11月6日(日)開催のい鉄ブックス古本市では、14時から「鉄は魔法つかい」という本を取り上げて、海と山とのかかわりあいを考えてみたいと思います。

小学館 2011年発行
著者紹介(本の見開きより引用)
畠山 重篤(はたけやま しげあつ)
1943年中国・上海生まれ。宮城県の気仙沼湾でカキ・ホタテの養殖業を営む。
1989年、「森は海の恋人」を合言葉に植林活動を始める。一方、子どもたちを海に招き、体験学習を行っている。
「牡蠣の森を慕う会」代表。京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。
※「牡蠣の森を慕う会」は現在NPO法人森は海の恋人 になって、畠山氏が代表をつとめています。
本の概要
日本有数の牡蠣の産地宮城県気仙沼、その地で海と共に生きている漁師たちが山に赴き森に木を植え始める活動を始めた。なぜ、漁師さんたちが山に木を植えるのか?それは山の木々と海の生き物との間に、深いかかわりがあったからなのでした。
この本は、小学生高学年くらいからわかる平易な文章で、山の木々や微生物、そして川や海の環境がいかに循環し、私たちの暮らしや生活をささえてくれているのかを具体的なイメージとともに想像できるように書かれています。千葉県いすみ市も良港をもつ海と生きる地域です。そんな海を守るためには、山を守ることから始めなくてはならない、そのことに気付かせてくれる良い本として今回この本を選びました。
読書会に参加するには?
11月6日(日)14時より、い鉄ブックス古本市の会場であるいすみレンタルスペースNARUSEに直接お越しください。
参加は無料で、どなたでも参加可能です。
準備の関係で、参加頂く方はこちらのフォームから事前にご連絡頂くと大変助かります。