い鉄ブックスとは

いすみ鉄道沿線 市町村の紹介

いすみ市の紹介

千葉県いすみ市は、「住みたい田舎ランキング(宝島社「田舎暮らしの本」)」にて、5年連続首都圏エリア総合1位を獲得するほど移住先として注目を浴びています。

いすみ市の近海では、親潮と黒潮が交わる全国有数の漁場で、イセエビやタコなどの魚介類が豊富です。

さらに千葉の3代米産地と称される献上米「いすみ米」は、市内の学校給食において100%有機米として使用されています。

その他にも温暖な気候を生かして、梨やブルーベリーなどの生産も盛んです。

葛飾北斎にも影響を与えたという初代伊八の作品が残された寺社仏閣も市内に数多く点在しています。

大多喜町の紹介

千葉県の町村で最も広大な面積を有し、森林が総面積の約70%を占める緑に包まれた町です。

大多喜町の中心部では城下町の雰囲気が随所に残っています。当時から大切に残された建物の中には国指定の有形文化財もあります。現在は施設改修中のため休館中ですが町を見下ろすように「大多喜城」が町のシンボルとしてそびえています。

さらに内陸部には紅葉の時期に特に賑わう「養老渓谷」が温泉の名所として有名です。

そもそも「いすみ鉄道」とは・・。

いすみ鉄道は大原駅(いすみ市)~上総中野(大多喜駅)を結ぶローカル線で、それぞれ大原駅でJR外房線と、上総中野駅で小湊鐵道と接続しています。

かわいい黄色い菜の花カラーの車両が1両でトコトコ走る姿が可愛く、首都圏から一番近いローカル線として全国から人気を博しています。

特に春の時期にはなのはなと桜のコラボレーションが美しく、毎年多くのお客様にお越しいただいています。

主に平日は沿線の学校に通う学生を対象とした通学輸送、そして週末は観光路線としてたくさんのお客様が訪れます。

さらに鉄道ファンに人気で現在全国で唯一現役運行を果たしている旧国鉄型車両の運行も行っています。

い鉄ブックスとは・・。

「い鉄ブックス」は2020年12月に本格スタートした事業です。

当時、新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大により乗客の落ち込みが著しかったいすみ鉄道と、いすみ市に唯一の民間図書館の運営などを行う「星空の小さな図書館」、さらに20年近く古書販売を手掛け、いすみ市に新たに拠点を設けた「エコカレッジ」の3社がコラボをして実現しました。

いすみ地域はものを大切にする文化が強く、自宅に多くの書籍を抱えている方が多かったこと、さらにその本をただ買取店に持っていき売ってもらうのはちょっと味気ない、そんな思いや声が多く寄せられていました。

そこで鉄道に乗車をしなくてもピンチに瀕している「いすみ鉄道」を支援する形でこのプロジェクトが実現に至りました。

主な実績

◯返礼品の送付
い鉄ブックスへ寄贈してくださった皆様には、本の査定額に応じたいすみ鉄道オリジナルグッズや乗車券、さらにいすみ鉄道社長による手書きのお礼のハガキを送付しています。
これまで送付したいすみ鉄道の1日フリー乗車券はのべ100枚を超えています。

◯企業からの寄贈
・ダイハツ千葉販売とのコラボ
2023年7月には、参加費として古本最低1冊を持って来てもらうことを条件とした、国吉駅広場へのコスモスの種まきイベントを開催。列車と絡めた撮影スポットの造成に繋がった。
さらに今後ダイハツ千葉販売様主催の地域イベントにも出店予定。
その他、損保ジャパン、幕張インターナショナル様等からも寄贈をいただいた。

◯古本市の開催
大原、大多喜駅前、さらに国吉藝文祭の開催に合わせて国吉駅前に動体保存されたキハ30車両内にて開催した。
古本だけの販売ではなく、ドリンクや軽食類のキッチンカーなども出店しにぎわいの創出をはかった。

◯雇用の創出
古本のネット販売も行っており、本の登録や発送作業、その他古本の管理などの担当をするスタッフの雇用創出に繋がった。

◯視察
各地の教育機関、さらに地方でい鉄ブックスのスキームを活用した事業に取り組みたい団体様などの視察も受け入れしています。

◯メディア
テレビやラジオ、新聞などにも数多く取り上げていただきました。

その他のイベントや実績については、「NEWS」欄をご覧ください。
https://itetsubooks.club/archives/category/news