祝いすみ鉄道全線開通!い鉄ブックスは寄贈本が5万冊突破!これからもいすみ鉄道をサポートしていきます!

こんにちは、い鉄ブックス事務局です。

いよいよ2023年最終日が来てしまいました。ここで、お世話になった皆様にご挨拶申し上げようと思います。

9月の台風災害からの復旧!祝・いすみ鉄道全線開通

今年9月に房総半島を襲った台風13号による猛烈な雨は本当に凄まじいもので、いすみ鉄道以外にも様々なところで深刻な被害をもたらしました。

実際、私たちの事務所の近くでもたくさんの家や道路が冠水や崩落、土砂崩れの被害にあいました。ちなみに、い鉄ブックスの本の倉庫の近くでもトンネルの土砂崩れ・崩落事故がありまして、今でも道路が封鎖されており、業務に大きな支障をきたしております。

そんな台風災害により、線路に大きな損害を受け、大多喜駅から先の路線が運行できなくなり、バスによる代行輸送を行わざるを得なかったいすみ鉄道の姿は、台風による大きな被害を受けた私たちの暗い雰囲気を代表するものでした。

台風の被害から約3か月。

本当にたくさんの人々の必死の尽力により、いすみ鉄道は全線が復旧しました。

ある意味でとても近くからその様子を見ていたので、台風前と同じように平和に嬉しそうに走るいすみ鉄道の気動車が走る様子を見て、心の底から私たちもうれしく思ったのでした。

いすみ鉄道通学定期運賃を大幅値下げ

いすみ鉄道の復旧工事が完成しない中、飛び込んできたのがこちらのビックニュースでした。

なんと、いすみ鉄道が公式に通学定期運賃の値下げを発表したのです。

それも驚くのはその改定後の金額です。ほぼ半額近い金額に値下げすることを決断されたのです。

仮に大原~上総中野間を通学されている学生さんのご家庭を考えてみると、1か月で約8千円の節約になり、1年では約9万6千円もの金額を別のことに使えるようになるわけです。都市部にくらべ、様々な意味で厳しい経済的環境にある夷隅郡市で通う学生さんたちにとってたいへん大きな金額です。

私たちの知り合いでもお子さんをいすみ鉄道で通わせている・いた人がたくさんおられます。そうした方々の経済的な負担が少しでも減り、さらにはいすみ鉄道に乗って学校に通う思い出が素晴らしいものになったら、こんなに素敵なことはないでしょう。

一方でいすみ鉄道はけっして財政的に潤っているわけではありません。ローカル鉄道はどこも財政的に苦しいのは知っています。さらにこの台風による線路の被害は金額的にも甚大なものになっています。経済的な余剰があっての今回の決断ではないことは明らかです。

さらにいすみ鉄道に入社した若き社員の方々の活躍も忘れてはいけません。

第三セクター鉄道等協議会
【三セク協だより第58号掲載】若手に繋ぐ 次の一歩を 〜小さくても鉄道の使命を貫き、地域に心を寄せて、...  いすみ鉄道は、千葉県いすみ市・大多喜町を走る地域の第三セクター鉄道で、1988年に開業しました。昨年35周年を迎え、一つの分岐点を迎えようとしています。私が代表に就...

いすみ鉄道があるからこそ、この地域に引き付けられる若い人々がいます。

だからこそ、私たちがこのいすみ鉄道を支え、残していけるのか、それが本当に問われていると思っています。

これからの地域の未来を担う学生たちと、いすみ鉄道とその両方を支えることこそ、本当の地域のチカラといえるのではないでしょうか?

い鉄ブックスへの寄贈本の数は5万冊を突破しました

い鉄ブックスは、まだまだ本当の本当に微力ですが、いすみ鉄道存続のために、これからも戦い続けます。

そして、心から有難いことに、私たちの活動を応援してくださる本の寄贈者の方は500名を越え、本の数はなんと50000冊を突破しました。

ウソ偽りなく、い鉄ブックスを始めてから3年間、い鉄ブックス事務局は毎日、毎日、寄贈いただいた膨大な本の整理に追われ続けております。いつもいつも贈られてくる本の束を見て、感謝しております。この皆様からの思いを少しでも経済的な力にかえて、いすみ鉄道を支えられるようにこれからも事業を推進してまいります。

(ちなみに、寄贈される本があまりにも多いため、本を所蔵していく倉庫が切迫しております。いすみ市・大多喜町で本の倉庫となる物件をお貸しくださる方を大募集中です)

2023年も皆様に支えられ、何とか事業を続けていくことができました。

来年も変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。そして、皆様にとっても良い年となりますように、心から祈念いたしております。ありがとうございました!

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